‘2013/06’ カテゴリーのアーカイブ

3Dプリンター

2013/06/26

  この所、3Dプリンターという言葉を頻繁に見かけます。国の成長戦略の中にチョイスされたのもありますし、こういった分野は日本超お得意の分野でもありますしね。この記事を見ると、現時点でも個人が買えない価格でもありません。もちろん将来的にはバイトで気軽に買える価格にもなるでしょう。

  またオタク達のおもちゃが出来たという感じですねw ニコニコ動画で一般素人達がみせた驚異的な創作能力が、ここでも充分発揮されることでしょう。自分の理想アイドルのフィギュアからバカバカしくて笑ってしまう面白い立体作品まで、良作・駄作もまじえて百花繚乱になるかと思います。

  前にも書きましたが、アートや芸術は(僅かを残して)終わったと私は思っています。実際いろいろ作品を鑑賞してみると、アーティストを名乗る作家の作品より、それ以外の人や素人が楽しんでつくったもののほうが楽しいものが多く感じます。その理由として考えられるのは、アーティストの作品は「なんとかアートっぽくならないか?」「人と違うことができないか?」みたいなあがきが見えるのに対して、それ以外の人の作品は「楽しいじゃん!」「かっこいいじゃん!」といった単純動機でつくられていて、エンターテインメントとして我々が娯楽に興じるようにつくられているからでしょう。故に日本の流行大衆音楽を聞かなかった私も、アニソンには興味を持っています。下手な考え休むに似たりということわざがあります。中途半端なアート風作品は、どんどん滅びて行くでしょう。

  コンピューターテクノロジーの進化は、様々な創作活動の機会をより多くの人に提供してきましたが、3Dプリンターの出現と低価格化で「立体作品」もその範疇に入ってきました。思わぬ弊害も多いでしょうが、これが時代の必然的な流れでしょう。
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オタクとは、どういう定義なのか?

2013/06/21

  このところオタクという言葉で記事を書きました。しかし誤解を与えるのではないか?と思い補追しておきたいと思います。

  私は単純に、オタクというネガティブなイメージな人たちを忌み嫌う風潮が世間にあるので、わざとアンチな記事構成にしたというのもありました。忌み嫌われるべきは人に不愉快感を与える人なわけで、オタク以外にも多く存在するでしょう。つまりオタク=気持ち悪い人々ということではないのです。私にとってオタクとは“マイナーマニアック”に属する人たちの事です。つまり、一般人からは「あの人、何ワケワカラン事に夢中になってるんだろう?」というのがオタクです。ただし旧来からある性向・性癖を持つ人たちはオタクではありません。つまりSM、フェチ、クロスドレッサー等々、、、それらは◯×愛好家とカテゴライズすべきでしょう。

  ちなみに先日マーケティング話をしましたが、どうしても思い出せなかった事を思い出したので書いておきます。時代の先端を感じ取っていく僅かな人たちを頂点とし、それらを“マイナーマニアック”それ以降、それに続く者達をセンシティブ>オピニオンリーダー>フォロワーと呼んでいます。オピニオンリーダーをど忘れしていたわけです。

  過去の記事で興味深いものがあります。初音ミクは「世界で最も偽物」のポップスターというタイトルの米CBSニュースサイトのものです。目を通してみたら、なかなか笑えます。とても知性のある人間が書いたとは思えない。知性だけではなく、感受性や想像力も全く感じられませんね。前記事でインテリ層はバーチャルを…といった事を書きましたが、このCBSサイトのニュースはそれをとても感じさせます。恐らくバーチャルに最も積極的に興味をもち効果的に楽しめる人々は、感受性や想像力が豊かな人間だと私は思います。もちろんバーチャル世界は知的興味の宝庫でもあるでしょう。CBSサイトのこの記事を再度見てください。そういう世界とは無縁な人の顔が浮かんで来ます。(但し、私は初音ミクをバーチャルの全てと見なして絶賛しているワケではなく、エンターテインメントでの現時点で解りやすい例としてあげています。未来から見たら、まだミクなどは入口に過ぎないでしょう)少なくともバーチャルを楽しもうと思えば、既成概念にとらわれない柔軟な頭が必要だと思います。
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バーチャルは音楽エンターテインメントを席巻するのか?

2013/06/16

   音楽はかつて「鑑賞するもの」として存在しましたが、現在ではそういう作品は壊滅し「娯楽=エンターテインメント」として存在するようになりました。恐らくマイケル・ジャクソンがスリラーを出した頃からでしょうか?きらびやかなステージセットに人間離れしたダンス。この時音楽は、音楽そのものとしての存在をやめたわけです。もしマイケルジャクソンが踊れなかったら、あれだけの威力はなかったでしょう。そしてあの威力はその後の音楽のあり方を純エンターテインメントであるべきと決定づけたと思います。

   という事で音楽はショーという部分を抜きには存在できなくなったわけで、今後更にビジュアル(ムービー)やバックのストーリー性がヒットの重要要素となってくるワケです。現在で私が知っている限り、ステージに立っているバーチャルシンガーはミクやルカ等のボカロキャラクターだけですが、今後アニメキャラクターを筆頭にバーチャルシンガーがステージに立つというライブがどんどん出て来るのではないかと思います。それにアニメには本編のストーリーとムービーがあります。これは音楽だけやっているリアル音楽屋とそのPVを遥かに超える感銘をオーディエンスに与える事でしょう。バーチャルエンターテイナーを再現するテクノロジーは、ミクの初舞台とProject DIVAを見比べると大きな進化が見られ、下地は整ったと言えます。そう遠くない将来、バーチャルシンガーは所狭しと走り回り、踊り、宙を舞うといった再現が可能になると予測できます。これは映画に例えると“かぶり物のヒーロー”と“最新鋭CGのヒーロー”の差が音楽エンターテインメントを襲うという事です。

   丁度ニューロマンティックが世界で流行する前→1978年頃ですが、ロンドンの若者でメイクをして歩いている男子ほどインテリ層が多いという現象があったと聞いたことがあります。前の記事に「グラビア女優を除いて生身のアイドルが絶滅する」と書きましたが、同様な現象が起きて来るような気がします。つまりインテリ層にバーチャル派が。生身派はインテリ層以外。そういった事を予言しておきます。

マクロスF  ランカ・リー 星間飛行PV 作曲:菅野よう子 作詞:松本隆 2008年

↓ステージに立つ2次元表現にかなり近い3Dシンガーを見つけました。
GUMI誕生祭2012 in​ nicofarre「Panda Hero パンダヒーロー」

2次元はリアルを凌駕するのか?

2013/06/02

   マイナーマニアック。マーケティング用語で、(簡単に言うと)時代の先を行くカテゴリーの者をマイナーマニアックと言います。一般的な言葉で言うと“マニア”“オタク”と言われるカテゴリーの者達です。ちなみに、それらより遅れてセンシティブと呼ばれる流行に敏感な人々がいて、さらに遅れてフォロワーというカテゴリーの人々が存在します。例えば流行の服や着こなしが街に溢れて来た時、フォロワーが流行についてきたという状況になります。

   今、オタク文化が黎明期を迎えています。もちろんオタクの人々にとってオタク文化は既に当たり前のものですからピンと来ないでしょう。しかし今やアニメなどは、日本の国家戦略にまでチョイスされる勢いをつけてきました。オタクの人々はマーケティング教科書のとおり時代を先走っていたことになり、極めて興味深い事になってきました。この現象をボトムから支えているものがコンピューターテクノロジーですが、今後の技術開発の進行によりインターフェイスがダイブ型に近づくごとに、視聴者の世代の交代も手伝って、エンターテインメントがリアルから2次元と3DCGに加速をつけて置き換わる可能性が見えて来ました。

   将来的にグラビア女優を除いて生身のアイドルが殆ど絶滅するでしょう。今やマスコミが必死でイメージとプロモーションの情報戦略をしないと存続できないアイドルの存在。視聴者にもそういう状態なのは衆知されてきていますし、もはや実質アイドルというものが消失している状態と言えます。そこで理想的なアイドルは生身ではなくバーチャルでつくったほうが早いという時代到来です。クサイ臭いも一切しない、清潔で神のような美少女が溢れる2次元の世界。3DCGを使った完璧なダンスやアクションとカメラワーク。動きに合わせて理想的に舞う髪やリアルでは不可能なコスチューム。これらを観ていると、音楽業界の多くはバーチャルに移行すると思えます。

   ま、私は評論家でもトレンドウォッチャーでもないので、時間を割いて参考資料にリンクを張って論じるということはしませんが、ひとつの予言のようなものとしてブログに記しておきたかったわけです。そしてカーツワイル博士の近未来予知の中のひとつ「バーチャルはプライマリーに。リアルはセカンダリーになる」のバーチャルに、いわゆる“2次元”が重要な位置をしめて来るだろうと思われるのです。「そんなアホな」「極論だ」と思われる人も多いと思いますが、誰もがオタクくさいと思っていたアニメが国家戦略になろうなんて思ってなかったでしょう。初音ミクが海外に進出するとも思っていなかったわけですが、事実はそうではなかった。ビジネスとしても、例えば著名アニメ制作会社を子会社に持つIGポートの株価が動意を見せ始めていますし、GyaOとグリーがアニメ投資会社を設立といった動きも見せて来ました。今後、音楽業界や映画業界も、アニメ等のバーチャル産業に投資を大きくシフトして来るでしょう。かなり面白くなってきました。

  今「アニメはオタクだ」なんて言ってる人間は、未だに「長髪は不良だ」と言ってる人と同じような化石人間になりつつあります。

参考動画_戦姫絶唱 シンフォギア 逆光のフリューゲル

参考動画_ラブライブ!OP 僕らは今の中で

参考動画_うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%

http://youtu.be/dhvy2fSdYnI

参考動画_初音ミク World Is Mine

参考動画_Project DIVA DTEX ワールズエンド・ダンスホール