CG素材写真

2014/08/04

  週末・休日は特に宿題もなく、ゆっくりした土日を過ごせました。

  そこで古いデータを整理していたら、懐かしいデータが出て来たので眺めていました。当時は今のようにネットもなく、宣伝物で写真を使うときは撮影するか、レンタルポジ屋さんで写真を借りるという時代でした。今は有料写真サイトで1枚500円くらいから購入できますが、昔は何万円も必要だったのですね。なんとなく思い出すと、一番小さい扱いで35000円位。表紙やポスターに使うとなると5万円〜10万円とかだったと思います。

  そこで私は副業として土日の空いた時間にCG素材のポジ(画像)をつくり、レンタルポジ大手の会社に代理店になってもらって、CG素材レンタルを始めてみました。今でこそ「CG素材」はありきたりなものですが、当時はそういう概念がなく、代理店の方も「取り敢えずやってみましょうか」という感じでスタートしました。CG素材とは完全に出来上がった世界を提供するのではなく、デザイン制作物をつくる時に要所要所に使うCGの画像というものです。人気のある画像は何人もの人が使ってくれますし、知らないうちに全国のデザイナーの誰かがいつのまにか使ってくれて売上が毎月代理店から振り込まれるという、人気が出れば非常に効率のいいビジネスです。

  というわけで「CG素材」を最初につくったのは、この私です。そしてその第一弾が結構当たりまして(笑)代理店の方も「これはイケるから、今後もよろしく」という事になりました。私は当時Mac II ciを使っていたのですが、簡単に償却できると解ったので日本橋まで札束握りしめ、発売されたてでMac最速の Quadra900を買いに行きました。もう箱が巨大でタクシーでふうふう言いながら運んだのを憶えています(笑)

  当時はまだDTPも普及していない時代。CPU速度も遅く、大きな解像度で球体にテクスチャマッピングしたものをレイトレーシングレンダリングしただけでも何時間もかかりました。私の場合は「CG素材」です。しかも最小限の時間と労力で最大限の効果と売上が目標です。だから簡単なモデリングですませて制作時間をかけず、寝てる間はMacをつけっぱでレンダリングという方法でつくりました。

  第二弾、第三弾とこれが当たり続け、毎月売上報告書が郵送されてくるのが楽しみな時期が続きました。しかしそのうち時代は移り変わり、だんだん売上が落ちてきてCG素材の時代が終わって来ます。PCの値段が下がりCPUの速度も早くなり、CGソフトのスキルがデザイナーに浸透してきて、自分でつくれるようになったのだと思います。さらにCGが珍しかった時代も過ぎて飽きられて来たのも大きな原因でしょう。平行してCD-ROM画像集が売られる時代に突入して行ったのも大きいと思います。当然データ配布の時代になると価格の値崩れが始まりました。私は新作の制作をやめ、スタートから7年か8年?くらい続いたCG素材レンタル画像ビジネスが終わって行きました。

  結構本の表紙にも使われていて、本屋に行くとビジネス系新書で「あ、これヲイラのCGじゃん」って事もありました。どこかで手にとる印刷物で使われているのも時々見かけたりして結構楽しかったです。以下、つくったやつを適当にいくつか張り付けておきます。こういう簡単なCGです。

CGCG