2次元はリアルを凌駕するのか?

2013/06/02

   マイナーマニアック。マーケティング用語で、(簡単に言うと)時代の先を行くカテゴリーの者をマイナーマニアックと言います。一般的な言葉で言うと“マニア”“オタク”と言われるカテゴリーの者達です。ちなみに、それらより遅れてセンシティブと呼ばれる流行に敏感な人々がいて、さらに遅れてフォロワーというカテゴリーの人々が存在します。例えば流行の服や着こなしが街に溢れて来た時、フォロワーが流行についてきたという状況になります。

   今、オタク文化が黎明期を迎えています。もちろんオタクの人々にとってオタク文化は既に当たり前のものですからピンと来ないでしょう。しかし今やアニメなどは、日本の国家戦略にまでチョイスされる勢いをつけてきました。オタクの人々はマーケティング教科書のとおり時代を先走っていたことになり、極めて興味深い事になってきました。この現象をボトムから支えているものがコンピューターテクノロジーですが、今後の技術開発の進行によりインターフェイスがダイブ型に近づくごとに、視聴者の世代の交代も手伝って、エンターテインメントがリアルから2次元と3DCGに加速をつけて置き換わる可能性が見えて来ました。

   将来的にグラビア女優を除いて生身のアイドルが殆ど絶滅するでしょう。今やマスコミが必死でイメージとプロモーションの情報戦略をしないと存続できないアイドルの存在。視聴者にもそういう状態なのは衆知されてきていますし、もはや実質アイドルというものが消失している状態と言えます。そこで理想的なアイドルは生身ではなくバーチャルでつくったほうが早いという時代到来です。クサイ臭いも一切しない、清潔で神のような美少女が溢れる2次元の世界。3DCGを使った完璧なダンスやアクションとカメラワーク。動きに合わせて理想的に舞う髪やリアルでは不可能なコスチューム。これらを観ていると、音楽業界の多くはバーチャルに移行すると思えます。

   ま、私は評論家でもトレンドウォッチャーでもないので、時間を割いて参考資料にリンクを張って論じるということはしませんが、ひとつの予言のようなものとしてブログに記しておきたかったわけです。そしてカーツワイル博士の近未来予知の中のひとつ「バーチャルはプライマリーに。リアルはセカンダリーになる」のバーチャルに、いわゆる“2次元”が重要な位置をしめて来るだろうと思われるのです。「そんなアホな」「極論だ」と思われる人も多いと思いますが、誰もがオタクくさいと思っていたアニメが国家戦略になろうなんて思ってなかったでしょう。初音ミクが海外に進出するとも思っていなかったわけですが、事実はそうではなかった。ビジネスとしても、例えば著名アニメ制作会社を子会社に持つIGポートの株価が動意を見せ始めていますし、GyaOとグリーがアニメ投資会社を設立といった動きも見せて来ました。今後、音楽業界や映画業界も、アニメ等のバーチャル産業に投資を大きくシフトして来るでしょう。かなり面白くなってきました。

  今「アニメはオタクだ」なんて言ってる人間は、未だに「長髪は不良だ」と言ってる人と同じような化石人間になりつつあります。

参考動画_戦姫絶唱 シンフォギア 逆光のフリューゲル

参考動画_ラブライブ!OP 僕らは今の中で

参考動画_うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%

http://youtu.be/dhvy2fSdYnI

参考動画_初音ミク World Is Mine

参考動画_Project DIVA DTEX ワールズエンド・ダンスホール