AIと意識と心・・・か。

2014/12/28

  なんか面白いというかしょうもないというか、記事「人の心を知るためにロボットを研究する」を発見しましたので、それについて書いてみます。前編の最後には後編のリンクもありますので両方どうぞ。最近イーロン・マスク氏やスティーブン・ホーキング博士等が「ロボットは危険だ」的な発言をしていましたので、それに対しての記事という感じでしょう。 
 
 
  まず、ロボットが人間の労働に置き換えられていったり様々なことが便利になるetc…なので「そうなると人間はみな、ある意味、哲学者になっていくのだと思います。」とこの方は書いています。あり得ないですね。そういう事を考えたい人だけが考えるわけであって、興味がない多くの人は考えません。
  少なくともこの話は「人間はロボットのおかげで仕事をしなくて良くなる」「生活に困らないお金がある=時間を持て余す」という前提ですよね。そうなれば普通の人間は、酒を飲んだり旅行したり映画を観たりの娯楽に明け暮れるでしょう。成金なら、女に酒にタワマンにクルーザーに高級車といった所でしょうか。
 
 
  次にこの方は「心や意識。実は僕は、そんなものは実際にないんじゃないか。」と述べています。その根拠として、人間は高度AIロボットと対話できるようになると、ロボットに対して「心」があるのではないかと思うようになると主張しています。

  ┐( ̄ー ̄)┌いやいや。それは人間がAIロボットに「心」があると思い込むわけで、AIロボットに実際の「心」が備わる根拠じゃないですってwww 

  確かにロボットに高度なAIを搭載またはクラウド接続して「対話」できるようになれば、人間はロボットに「心」があると認識するでしょう。人間の脳はかなりの感情移入が可能で、映画の主人公がウォーリーのようなロボットであっても、親友のように感じて泣き笑いし、ハラハラ・ドキドキします。他にも長年使い慣れた道具が壊れた時には悲しみ、住み慣れた家を手放す時も涙します。アニメオタクは2次元キャラを「俺の嫁」として人間と同等に愛していますし(ちょっと違うかw)そんな柔軟な人間の脳であれば、AIロボットに「心」があると思い込むでしょう。

  しかしAIロボットにすれば、人間に対する受け答えは、人間の言っている意味を認識し、データベースから最適な返答やジェスチャーをチョイスして表現しているに過ぎません。従って、もし相手の人間が死んでも、人間が感じるような悲しみをAIロボットが感じているわけではありませんし、AIを今後超高度化させても「演算速度の速さ」「データベースの巨大さ」「最適な表現反応の予測性能向上やバリエーションの増量」と「それらの選択をより正確に精密にする」ということであって、AIロボットに「心」が備わる話とは別です。もし「心とは何か」というものが解析されたら、そしてAIに実装する発明がなされたら、それこそノーベル賞数千回の価値があるでしょう。なんせ紀元前から偉大な哲人・偉人達が考え続け、未だ答えが出ていない命題ですから。
 
 
  ちょっと話はそれますが、人間の電脳化は思ったほど夢がないことを書いておきます。もし人間の意識・心といったものがAIで処理できる技術=電脳が発明されたとします。アニメ攻殻機動隊のようにです。さてAさんの脳の中身を義体の電脳に移しました。Aさんが目覚めたら横に義体が横たわっていました。この時点でAさん義体は他人であって、単純にAさんとAさん義体が出来ただけ。Aさんは草薙素子になれたわけではありません。義体はAさんのようにふるまえますが、義体に移す前のAさんの意識は相変わらず人間の体のままになるでしょう。残念ですねw

  ま、てなことで。