大晦日

2015/12/31

  今日ふと突然、昔読んだ本のことを思い出しました。題名は何だっけ?う〜む。そうだ。「みぞれは舞わない」だ。ググってみるとやはり絶版になっているようで、調べてみれば図書館にはあるようです。大体の内容はこんな感じです。

  大筋しか思い出せませんが、著者は「嘘をついて生きて行かなければならない自分や社会に絶望」したり、自分の生きている価値とか目的といったようなものに悩んでいたような感じだったと思います。カミュの異邦人で…ムルソーが「太陽のせい」で殺人を犯し死刑が執行される直前に、彼に懺悔を促す司祭に対して叫ぶ有名な言葉「おまえの人生など女の髪の毛1本の重さにも満たない。しかし私のやった事はこれまでも、そして目の前の死さえ正しいのだ」という言葉に感銘を受け、その強烈な自信に対して憧れを抱きながら、自分自身を卑下していたようなところが印象に残っています。(さっきのリンクに“ムルソーは島田にほかならなかった”と書いていますが、私はそういった事を感じませんでした。もう一度読み返したら解るかもしれませんが)

  私は基本的にオプティミストなので、自分が感じたことがない世界として「みぞれは舞わない」を興味深く読んだのですね。彼女は17歳で自殺してしまったわけですが、私はほぼ同年齢時にいろいろな読書を通じて「人間そして世界も、何の意味も無く、目的も到達点もない」と考えていましたので、悲観することすら意味がないと思っていました。人間は多様なものです。

  というわけで大晦日です。今年一年を振り返って反省すべき点はありません。来年へGOなのです。