ドール化願望は加速する。

2013/08/06

  「ゆりだんし」出版のニュースリリースから書こうと思っていたのですが、少々忙しく今になってしまいました。いわゆる男の娘たちの写真集です。この分野では(この年齢で恥ずかしながら)私がマイナーマニアックで先端を走っていたことは、高校1年の同期の人たちはよく解っていると思います(笑)

  男の娘というのは「おかま、ニューハーフ、ゲイ」ではありません。一般人には区分けが解りづらいかもしれませんが、例えば男の娘は「おかま言葉」を使いません。彼らにとって女装や化粧も自然な行為であって典型的な特徴をつくらないアンドロギュノス的存在とでも言いましょうか。現代の日本のアニメには頻繁に登場しますので、最近のアニメから少々抜き出してみました。

戸塚彩加_やはり俺の青春ラブコメは間違っている。

戸塚彩加

戸塚彩加

不二咲千尋_ダンガンロンパ

不二咲千尋

不二咲千尋

波戸賢二郎_げんしけん二代目

波戸賢二郎

波戸賢二郎

朝比奈弥_BROTHERS CONFLICT

朝比奈弥

朝比奈弥

  もともと男の娘はアニメ・マンガから出て来たものですから人間臭さがなく、ドールのような存在もしくはバーチャルアイドル的存在です。恐らく「ゆりだんし」の彼らも、そういった世界を起点にして表現していると推察されます。アニメやゲームに登場するキャラクターと同一化したいという願望はコスプレというカタチになっていますが、それと同等のものでしょう。コスプレが「実際にアニメやゲームにあるキャラクター」の模倣であるとすれば、男の娘は「脳内でつくられたアニメキャラ」の再現か、それに近い衝動だと思われます。

  少し前からこのブログに書いてきましたが、現実がバーチャルに移行している現象のひとつでしょう。バーチャル(脳内)の世界では、アイドルは清潔で可愛く理想的な美少女が歌い踊り、自分の周りには友達思いの友人や可愛い女子が溢れ、変化には富まないが平和で楽しい日々。男の娘はみんなから愛されるアイドル的な存在で、時には男子からも恋愛的感情をもたれるスリリングさ。みたいな感じでしょうか。私はこういったバーチャル世界をドールの世界と呼んでいいのではないかと思います。

  アニメや3DCGの世界に没頭するのも、コスプレしてキャラクターと同一化するのも、中二病の世界でかっこいい邪眼の魔導士になりきるのも、ドール化願望と言っていいでしょう。これは加速度的に若い世代を取り込んで行くと思います。今後それを更に完璧にするためのエステ、整形、理美容等にもっと注目がなされ、業界もそれに応じた技術や製品を提供してくるでしょう。肌を磨き、全身脱毛し、体型を整えて、自らをドール化させる為に。(ただし若年層の今後の経済的余裕がどれだけあるか疑問?という社会情勢は無視して書いています)

  最後に戸塚彩加が冒頭から出て来るアニメをリンクしておきます。

注:記事は男の娘から始まり男の視点から書いていますが、ドール化願望については男女共にあてはまる話です。

参考資料
秋葉原 男の娘カフェバーNEWTYPE
写真集 女々男子

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