ミックスの苦悩>ボーカルトラック

2012/06/17

CDを完成させる過程では、いろいろ面倒なことがあります。上はボーカルトラックですが、ちょっとミックスを知っている人ならご存知のフェーダーコントロールの手描き入力です。特に表情を豊かに歌うボーカルは、様々なポイントに音量差が出て来ます。それをオーディオ的に聴きやすくするためにフェーダーをコントロールするわけです。今回のボーカルhiromiは、特に“い行”の音にすごく大きなエネルギーを持っていまして、そういうポイントにも注意しました。こういう作業をデジタル機器がない時代は、ミキサーエンジニアがフェーダーを手で動かしていたみたいですね。すごい職人技です。デジタルになってからこういう手描きでコントロールできるようになったわけですが、便利とは言えやはり手間が多くかかります。

そこで登場したのが左上、WAVESのVocalrider。自動的にフェーダーを調整してくれて、実際にフェーダーが動くので見ていて楽しいです。ところが、やはり自動は所詮自動だったのでした。いずれにせよ使い終わってから手動で調整しないとうまく行きません。もしすごい仕事を自動でやってくれたら自分の手描きと置換えようと期待していたのですが、そういう訳で今回使用しませんでした。使い慣れれば良いプラグインかもしれませんが、今後様子見です。

ボーカルトラックではAutotuneも使います。これも手動で行うプラグインです。新しいVer.はもう少し使い勝手はよくなっていると思いますが、今回は処理済みだったので新しいVer.は使っていません。

やはりシンセではない生のものというのは、非常に手間がかかりますね。生ギター等もかなり広いダイナミックレンジを持っていると思うのですが、コンプと併用してこういうフェーダーテクニックを使うんでしょうか?